名作住宅に学ぶ 堀口捨己「小出邸」1925年
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和モダンの原点
瓦の大屋根の下に、白い壁と水平に伸びる軒。和風なのか洋風なのか、ひと目では決められない。建築家・堀口捨己が1925年に設計した小出邸は、いまでいう「和モダン」の早い例として、東京の江戸東京たてもの園で見ることができる。
1ヨーロッパから帰って
小出邸は1925年、文京区西片に建てられた。日本のモダニズム運動を主導した堀口捨己が、ヨーロッパ旅行からの帰国直後に設計した住宅である。当時オランダで流行していたデザインと、日本の伝統的な造形を折衷している1。
堀口は1923年から1924年にかけてヨーロッパに渡り、同じ年に『現代オランダ建築』を著している2。
2大屋根と水平な軒
小出邸は、四角錐のような大屋根と水平な軒を持つ、和洋の混ざった住宅の草分けである3。瓦の屋根は日本の家のものだが、壁の白さや軒の水平の線は、ヨーロッパの新しい建築を思わせる。
3和モダンの家を建てるなら
和モダンは、和と洋のどちらかに寄せるのではなく、組み合わせ方で決まる。屋根や軒など外観の大きな形に和の要素を、室内の家具や照明に洋の要素を、というように役割を分けると、まとまりやすい。
深い軒は夏の日射しを切り、外壁を雨から守る。軒を深くすると建物の見た目が落ち着くぶん、屋根の費用は上がる。住宅プランナーの「和モダン」の型は、深い軒と低い寄棟屋根で叩き台を描く。
和モダンの叩き台を描く
住所と家族の人数を入れると、和モダンの型で叩き台を描き、建つ見込みと金額の幅を示します。
「和モダン」で設計する無料。叩き台であり、最終的な可否と金額は住宅会社が決めます。
この家を見に行くには
小出邸は東京都小金井市の江戸東京たてもの園に移築され、東京都指定有形文化財になっている1。開園日や時間は公式サイトで確かめたい。
注
- 江戸東京たてもの園「西ゾーン」小出邸。建築年代、旧所在地、説明、文化財指定。https://www.tatemonoen.jp/restore/intro/west.php
- 「堀口捨己」Wikipedia。経歴、ヨーロッパ留学、著作。https://ja.wikipedia.org/wiki/堀口捨己
- 「江戸東京たてもの園」Wikipedia。大屋根と軒。https://ja.wikipedia.org/wiki/江戸東京たてもの園
2026年10月10日確認
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